2022年5月18日

「高筒内圧エンジン用Bi合金オーバレイ軸受」が
第72回自動車技術会技術開発賞を受賞

 大豊工業株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:杉原功一)は、公益社団法人自動車技術会主催第72回自動車技術会賞において、高筒内圧エンジン用Bi合金オーバレイ軸受の開発で技術開発賞を受賞いたしました。

<自動車技術会賞について>
 自動車技術会賞は、「自動車工学及び自動車技術の向上発展を奨励すること」を目的として1951年に創設されました。創設以来、自動車技術分野及び本会を代表する賞として常に注目を集め、受賞者の功績は非常に高い評価を得ています。現在、授賞対象別に6種の賞が設けられており、当社が受賞した技術開発賞は、自動車技術の発展に役立つ新製品または新技術を開発した個人及びその共同開発者を対象としています。

<「高筒内圧エンジン用Bi合金オーバレイ軸受」について>
 近年、ディーゼルエンジンにおける排気・燃費規制強化の対応とし、高筒内圧化等の取り組みが行われています。これに伴いエンジン用すべり軸受は、より過酷な条件で使用される傾向にあり、耐疲労性や耐焼き付き性のさらなる向上が要求されています。
 今回、当社は耐焼付き性を低下させることなく、耐疲労性を更に向上させたすべり軸受「BP200」を開発しました。「BP200」はすべり軸受のオーバレイ(軸受最表面の薄い皮膜層)として世界で初めてBi-Sb(ビスマス、アンチモン)合金を用いており、従来のBiオーバレイで課題となっていた耐疲労性と耐酸化性を、Sbとの合金化より飛躍的に向上させることに成功しました。これらの技術を用いることで、ディーゼルエンジン用軸受の信頼性を向上し、燃費向上と排出ガスのクリーン化に貢献しています。


「BP200」

<BP200の特長>※当社従来材比(自社評価)
・耐疲労性 75%向上(疲労剥離面積75%低減)
・耐酸化性 97%向上(酸化物層厚さ97%低減)

大豊工業株式会社は、引き続き高性能な軸受材料の開発を通して自動車の環境性能向上に貢献してまいります。

以上