トライボロジー(摩擦に関する工学)という世界で数社にしかない技術を活かし、環境にやさしい低燃費の製品をつくりたい。そんな思いを胸に、私は大豊工業への入社を志望しました。現在は第1生産技術部に所属し、製品づくりに必要な生産ラインを構築する仕事に従事しています。第1生産技術部の役割は会社の利益に貢献するために新工法、新製法の技術開発を行い、競争力のある生産ラインを工場へ提供することです。特に製品開発段階から高品質かつ低価格で製造するための提案を積極的に行い、コストハーフを目指した工程設定、ライン設定を企画し実践していくことが求められます。その中で、工程検討段階において試作、検証を実施してデータに基づいた解析を行うことで確実な工程設定を行うことが私の仕事です。
私たちの仕事は、今後グローバル競争に勝ち抜くために、革新的標準ラインを構築することです。生産ラインをつくる場合、検討段階において、製品機能からみて従来工法にこだわらず最適な工法を考え、提案し、実証することで1つ1つ課題をクリアにしていきます。たとえば、機械加工から塑性加工にすることで工程数を削減し、生産性を向上するなど、最適な工法、生産ラインをつくるためにアイデアを絞ることが私たちには求められます。ですから何事にもひるまず、諦めず、目標に向かって継続し、挑戦していくことが重要です。今後も、次期につながる革新的生産技術開発、生産ラインの構築を確実に進めていきます。