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日本のトライボロジー黎明期に活躍した摩擦摩耗試験機群 4台

曽田式動荷重試験機、4球式摩擦試験機、付着・すべり解析装置、T型振子式摩擦試験機は、日本のトライボロジー黎明期に新たに創案され活躍した試験機群です。これらの試験機は、Tribology Gold Medalの日本初の受賞者である故曽田範宗博士が1943年~53年頃ごろ創案され、貴重なトライボロジーのデータが多く報告され、トライボロジーへの発展に大きく寄与した。当社内で展示されているのは、これらの記念すべき第1号機です。同様な試験機は多数製作され現在でも使用されています。

曽田式動荷重試験機

すべり軸受の疲れ剥離機構を明らかにする動荷重試験機です。動荷重を機械的に発生させ、動荷重による疲れ剥離現象をみごとに再現した、軸受メーカ各社で多く利用され、すべり軸受の疲労に関する貴重なデータが多く報告されています。

曽田式動荷重試験機の実物写真

4球式摩擦試験機

潤滑油の高面圧下における摩擦特性を明らかにする目的で創案された耐荷重能試験機です。現在においても日本・アメリカをはじめ、潤滑油の改良・選定に多く利用され貴重な報告がされています。

4球式摩擦試験機の実物写真

付着・すべり解析装置

乾燥および境界潤滑下における各種材料の凝着性や親油性を測定する解析装置です。表面形状や摩擦発熱の影響を最小限に押え、材料本来の摩擦特性を高精度に測定できます。

付着・すべり解析装置の実物写真

T型振子式摩擦試験機

潤滑油の油性(境界摩擦)を室温から200℃までに各温度で精密に測定できる試験機です。現在においても数多くの油性の研究に利用されています。

T型振子式摩擦試験機の実物写真